第16回研究大会のお知らせ
日本自閉症スペクトラム学会第16回研究大会は、平成29年9月2日(土)・3日(日)の2日間、福岡博多の福岡国際会議場で開催いたします。九州で本学会大会が行われるのは初めてです。実は、学会事務局からお話をいただいた時は熊本でということでしたが、昨年4月の熊本地震の被災により残念ながら大きな学会を受け入れる場所が確保できませんでした。それならばいっそ九州の玄関福岡で開催したいと考え、大会事務スタッフも大分の大隈紘子名誉会長、福岡の楠峰光事務局長を中心とした社会福祉法人玄洋会、会長は熊本の髙原と、オール九州の体制にいたしました。
会場である福岡国際会議場は、福岡市の中心部、空の玄関(福岡空港)、陸の玄関(博多駅)、さらに海の玄関(博多港)全てから近い場所です。毎年11月には大相撲九州場所が開催されるエリアだというとわかりやすいでしょう。
本大会では、研究発表、自主シンポジウムのほか、基調講演、特別講演、特別教育講演、大会企画シンポジウムを予定しております。
本大会メインテーマは「生涯発達から見た自閉スペクトラム症の人々」です。以前はほとんど認知されていなかった自閉スペクトラム症のことも、近年はかなり認知されてきています。しかしながら彼らの多様性に満ちた症状や、成長していく過程での変化する状態を理解しなければ、適切な支援は難しいことも多いと思われます。
そこで、本大会では、乳幼児期から成人までの様々な段階で支援にあたられた先生方に講演講師としてご登壇いただくこととしました。
今回、大会企画シンポジウムは「自閉スペクトラム症の人々と自然災害」としました。企画意図は6年前の東日本大震災、昨年の熊本地震をはじめ、日本列島は予期せぬ自然災害に備えなければならない事態に直面しており、自閉スペクトラム症の人たちがそのような災害にあった時にどのように考え行動するのか、さらにどのように支援していくと良いかを本大会で考える機会を持ちたいと考えたということです。
シンポジストは次の先生方です。東日本大震災時に発達障害者とその家族の調査にあたった 田中真理先生(九州大学)、熊本地震後に熊本市の特別支援教室の児童・生徒の支援に関わった森孝一先生(福岡市発達教育センター)、 震災時の心のケアがご専門で東日本大震災や熊本地震他で活躍された前田潤先生(北海道室蘭工業大学)、熊本地震時に自閉スペクトラム症の人たちの避難を支えられた松本慎太郎先生(三気の里)に、各自の貴重な臨床体験をお話しいただきます。 司会は本学会役員でありやはり熊本地震で支援活動をされた肥後祥治先生(鹿児島大学)にお願いしました。
どうぞ、詳しくは日程表をご参照の上、本大会に是非ご参加いただきますようお願い申し上げます。この夏、福岡博多で皆様のお越しをお待ちしております。
大会要項
会 期: | 2017年 9月2日(土)・3日(日) | |
会 場: | 福岡国際会議場(福岡市博多区石城町2-1) | |
メインテーマ: | 「生涯発達から見た自閉スペクトラム症の人々」 | |
大会名誉会長: | 大隈 紘子(帆秋病院) | |
大会会長: | 髙原 朗子(熊本大学) | |
大会事務局: | (社福)玄洋会 やまと更生センター | |
大会内容: | ⇒大会スケジュール(pdf) ⇒ 研究発表申込 締切4月17日(月) 参加費払込 締切6月21日(水) ⇒ 懇親会申込(pdf) 締切6月30日(金) ⇒大会抄録集原稿作成要領(pdf) 原稿送付 締切5月26日(金) ⇒第16回研究大会プログラム(pdf) | |
※ 非会員の方は、大会当日に「当日受付」にお越しください。 |